筑波山の花崗岩 東アジア初石材遺産認定
2024-09-05
注目
明治から採掘初めて石材遺産に
茨城県つくば市は国際学会「国際地質科学連合(IUGS)」が筑波山の花こう岩を「ヘリテージストーン(天然石材遺産)」に認定したと発表した。東アジア全体でも初の認定。筑波山は霞ケ浦や関東平野で構成する「筑波山地域ジオパーク」の中心であり、遺産認定は認知度向上の一助になりそうだ。
7月6日付で認定された。「筑波山塊の花こう岩」は産地にちなんで「真壁石」「稲田石」と呼ばれ、国宝の迎賓館赤坂離宮(東京・港)、国指定重要文化財の日本銀行本店(東京・中央)といった国内の著名な近代建築のほか、つくば駅前の「つくばセンター広場」などで広く使われている
ヘリテージストーンは国際的価値が高く、人類との関わりが古い天然石を認定する。産地、地質学的特徴や石材としての特性、人類の文化的活用の歴史を後世に残すのが目的で55件を認定している。
※日経新聞から引用