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お墓の豆知識

お墓の豆知識

お墓を建てる時期

一般的にはいつ頃建てるのが好ましいかといいますと、49日忌あけ、年忌、春秋の彼岸、盆、祥月命日がよいでしょう。しかしこれも一つの目安であって、本来仏を供養するための石碑を建てるのに、時期に拘る必要はありません。

お墓の歴史

スツーパ:インド語でを意味します
それが中国にわたり≪卒塔婆≫と音訳され、≪塔婆≫となり、略して≪塔≫となりました
今、使用している石塔の≪塔≫の由来です。
釈迦が亡くなり、弟子達が作った塔≪スツーパ≫には、仏舎利(釈迦のお骨)が納められています
 
インド⇒中国⇒日本と仏教が渡り、墓の形も同じに渡ってきました。現在の形になるまでには、
長い年月を経ておりますが、仏を敬う弟子の心が塔を作って供養したことが始まりとなっています
 
 
 

埋葬供養(納骨)

 仏  式
 
現在の墓地には納骨室を作っており、49日を過ぎると納骨室に納め(地方によっては、葬儀後すぐに納骨をします)、いよいよ、宇宙のリズム・・・生死輪廻・・・転生を始めます。
納骨室は、墓地の中で最も神聖な場所になります。人造のコンクリート製より、自然に還すのですから
自然の中にある石製の納骨室を用意したいものです
 
 神  式
 
斎竹を立て、しめ縄を張り、灯篭を立て、神官の祭文に従い玉串奉典を行います。納骨してからは
仏式と同様です。
 
 キ リ ス ト 教
 
仏式のお経・神式の祭文 のところを、牧師の聖書朗読があり、お祈りをして聖歌(讃美歌)を歌いながら静かに納骨をして御別れします。
 
 

開眼供養

新しく建立した仏像や、墓石に法をもって供養し、御霊を、迎え入れ、生身の仏菩薩にするため開眼供養を行います。徳を積んだ僧に読経して頂くことにより、墓石が供養の対象に成ります。
(法華経・見宝塔品)の中では、地中から湧出した仏塔です。仏が座し、衆生を済度しております。
墓石を建てたら、速やかに開眼供養をして魂入れすることが大切です。

お布施

 
布施は葬儀や法事などで読経供養をしていただいた御礼として僧侶に差し上げる金品のことです。
これだけを考えると商売になってしまいます。仏教には {利他}という言葉があります。
人様の為に尽くす行為の尊さを説いています。僧侶が修行を積み、徳の深さをもって在家の私たちを導き、
死者の往生を願い供養をして頂くその行為に布施をさせて頂くのです。
法の体得を求めて出家している僧侶に布施をすることが私たちの仏道修行と成ります
布施の心とはそういうものです。
それでは、現実問題{おいくらほど?}とよく聞かれますが・・・前に述べたとおり心でお布施を
させて頂くと良いと思いますが。最近では決まっているところもあるようです。前もって直接伺うと
よいかもしれません。神社やキリスト教も同じく伺うことが賢明です。
 

お墓の移転

 
最近では多々ある傾向があります。
地方から、都心に移転する場合などケースは様々ですが、墓の移転には、菩提寺の挨拶、役所への
許可申請、遺骨の問題、墓石の処理等。先祖が帰依した菩提寺の本尊や代々供養して頂いた感謝も
踏まえ、僧侶や檀家総代、石材店などと相談されると良いと思います。
必ず役所にて改葬許可証の申請交付・許可証を頂くことが前提となります

水子供養

 
水子というのは、この世に生を受けながら日の目を見ることなく母の胎内より
流産死児・堕胎死児のことを言います。多くの場合、水子の為に墓を建てることはありません。
火葬許可・埋葬などの順を経ることなく、名前も無く戒名も無く、葬儀をされることもありません。
ですから、1番の供養対象にならなければなりません。せめて、地蔵尊を建立し、僧侶に供養して頂くことです
 
地蔵菩薩は化身をもってよく幼い霊を済度すると言われております
 
先に逝かれた方は全てがご先祖様となります。生を受ければ、普通の子供と同じように色々な経験をして
自分と同じように人生を歩んだ大切な水子です。生まれ変われるよう手厚く供養して頂きたいものです
 

生前墓(寿陵)

 
生前にお墓を建てて供養すること(寿陵)といい、縁起の良いこととされて古来より生前にお墓を用意すると
長生きできる、とされております。
仏教には、輪廻転生の考えがあり、生と死は繰り返し巡る(順次生)
自分の墓を建て一度区切り、安心感が、新しい生への活力となり長寿に繋がります。
秦の始皇帝や、聖徳太子もそうであった、と言われます。
 
 
 

墓相について

 
あまり考える必要はありません。
お墓を建立する際、大切なこと、それは、供養する心です。
先祖供養の心があれば、迷信的なものは一切必要ありません。
子供から親に贈り物をされた時、どんな物でも嬉しい心持ちとなります。
仏典にもあるように、貧者の一灯にお釈迦様がどれだけ喜ばれたことでしょう。
 
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